<集団授業をする塾がふつうの塾ですよね?>

授業は必要ですか?なんのために必要なんですか?わからないところがあって、それをわかるようにするためですか?
もしそうであれば、授業を受けることは非常に効率が悪いです。時間の無駄遣いです。わからない所を質問して解消していけば済みます。集団授業である以上、一部分に時間をかけるわけにはいかないですから、個々人の疑問にいちいち付き合う余裕はありません。

塾の授業時間は高校よりはるかに短くなりますので、急がないとカリキュラムを消化できないのが現実です。わかる人にはわかるけれど、わからない人にはわからないまま、となりがちですが、それもやむを得ないと思いませんか?

高校の授業でよくわからなかったけど、塾の授業でもやはりわからなかった、で終わることが多くなります。わかっている部分については塾で重ねて授業を受ける必要はなかったことになります。時間を費やして、いったいなにをしているのでしょう。

スタディサプリのようなネット上の授業では、聞きたいところだけを、その場でただちに何度でも聞くことができます。わざわざ決まった日時に塾に行って授業時間枠の中をその科目だけに使うなんて、時代遅れも甚だしいです。年配の方にとってはそれが普通かも知れませんが、そんな効率の悪いことをやっていては時間がもったいないです。
高校の教師の授業が下手でわかりにくい場合は、ネット授業を見れば済みます。ずっと楽にずっと短時間に理解できるようになります。

くわえて、授業を受けるとわかった気になりますが、実は問題を解けるようになるためには、復習が不可欠です。高校から帰って塾で集団授業を受け、そのあと、高校と塾の両方の復習と課題をこなすことが必要になります。そんな時間と体力はあるのでしょうか。

集団授業を行う塾ではテキスト・問題集を使いますが、市販の参考書・問題集とぜひ比較してみてください。薄すぎて問題数が少なかったり、マニアックな知識に偏っていたり、英文が不自然だったりしませんか?
市販の問題集等は非常に多くの高校生の目に触れ、編集部にさまざまなクレームが届いて改良がなされています。出版にあたりお金をかけていますし、出版前の内容・構成の再検討や校正等のチェックも入っているものが多いです。多くの目に触れてより良くなっている点で、個人が作った独りよがりになりがちな教材とは比べものになりません。市販されてもダメな教材は淘汰されていきます。毎月の参考書・問題集の新刊数を考えれば、生き残っている問題集等がいかにすごいかがわかります。それに比べて塾オリジナルの問題集は対抗馬にすらなりません。しかも市販のものは種類も難易度も豊富で自分に合ったものを自由に選ぶことができます。塾の授業にわざわざ高いお金を出す価値を感じるか、そのテキストを市販のものと比べて考えてみてほしいです。他塾のテキスト等を入手して検討していますが、市販のものより優れたテキスト等に出会ったことは、これまでありません。一部コピペだと判明したものはあります。
英文法であれば、VintageやNextStageなどを繰り返せば足ります。それを何度も反復してしっかり身につけることが最優先で、その土台の上にめったに出題されない細かな知識を乗せていけばいいです。合否に影響のない捨て問知識を身につけて喜んでも、しかたがありません。
薄い問題集を使う言い訳として、深く考えることが重要だと言われることもあると思いますが、中学英語に比べて高校英語では深く考えることになるのは当然のことです。他の科目でも同じです。深く考える = 時間がかかる、というのは、授業進度が遅い・こなす問題数が少ないことへのクレーム防止にしか見えません。

英語の実力を効率よく身につけるには、その時点での実力に合った教材を大量にこなしながらレベルを徐々にあげていく方法がベストです。高校だけでなく多くの塾の集団授業で全員が同じ教材を使っているのは、とても非効率的です。たまたまレベルが合った人だけが伸び、他の人は時間の無駄遣いとなります。集団授業の限界です。たとえ少人数制をとっていても教材が同じであれば、同じことです。塾オリジナル(といっても入試問題等の寄せ集め)の問題集は講師の思い入れが強いので客観視しづらく力がつかない場合に生徒の責任にしがちです。

また、塾が英単語のテストを実施している場合、その塾は単語集の使い方を何もわかっていません。単語力をつけたいなら、そんなテストに付き合っていてはいけません。

「塾 = 集団授業」という思い込みから、そろそろ離れてもいいかなと思います。4人程度の超少人数であったとしても集団授業にはムダが多いと感じませんか?

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