<大手の塾が安心できそう>

大手なので信頼できそうですよね?本当に信頼できますか?

昔はネットがなく、著名講師のライブ授業を受けにいくか、その録画を見に行くかしか、すぐれた授業を受ける機会がありませんでした。
しかし現在では、とても安価ですぐれたネット授業がいろいろ揃っています。無料の優れた解説動画も多いです。大手でなくては、という古い常識はとっくに崩れています。

大手の塾には社員やアルバイターが多いなあ、と感じたことはありませんか?

彼らには給料が発生しています。それは塾生から徴収した授業料等で賄われています。月謝等が相当高くなることが推測されます。

では、多くいる社員たちは何をしているのでしょう?
授業をするわけではなさそうです。映像授業の内容について質問しても的確に回答してくれる人はいないか、いても不十分なようです。時給1000円程度のアルバイトなのでしかたがないです。多くの社員たちの活動は、ミーティングという名称の営業活動であることが多くはないですか?難しい模試を受けさせられたりして、足りない部分の補充に新たな講座の受講を勧められていませんか?講座の名称はどれも目を惹くもので、受けるだけですごく力がつきそうな気がしてしまいますよね。受けないと損をするように感じることがあるかも知れません。この講座とこの講座とあの講座を揃えれば完璧!と、受講を決めた時点で志望校合格への道ができあがったような錯覚に陥ってうれしくなる人もいるかも知れません。
結局はとても消化しきれない程の講座を取らされて、ノートパソコンの画面と向き合って映像授業を消化していくだけの日々になっている人が少なくないように思えませんか?通っている知り合いがいれば疑問・質問が解消できているか、満足しているか、実力がついているかを尋ねてみてください。授業料を先払いしてしまっており解約には高い手数料がかかるために、あきらめて不満を抱えたまま続けているだけかも知れません。あるいは少し受講しただけで校舎に行かなくなり放置しているかも知れません。よほど親しくないと本音は言ってもらえないかも知れませんが。

大手の塾は社員を無駄に多く雇って配置しているわけではありません。大手が大手となり現在も大手であることを維持するためには莫大な収益が必要です。その収益の流れを想像してみるのもいいかも知れません。どこからどうやって収益を得ているのでしょう?
また、大手とはいっても、塾・予備校に大企業はなく、単に塾業界の中では大手というにすぎません。優秀な人材がそろっているわけでもありません。優秀な学生が塾・予備校に積極的に就職することは考えられないです。試験問題の研究といっても、アルバイター頼みの部分もあります。私自身、大手通信添削会社で添削をしていた時期に試験問題を作成した経験もあります。授業をしている著名講師に依頼しても金額が合わないですし、そうした講師はもともと学生アルバイターを使って仕事をこなしています。
寄らば大樹の陰的な大手志向・ブランド志向でいると、搾取される側になるだけかも知れません。それでも大手がいいという人はそれでいいです。

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