英語民間試験で「英検は使えない」「英検は撤退」だって!?

竹園高校や土浦一高などの県立高校の教師が、表題のようなことを生徒に言っているそうです。
生徒のみなさんは、その教師がそう言っていたことを明確に覚えておいてください。
公務員である県立高校の教員がデマを流したとすれば、これは大問題ですが、わたしが強調したいのは、その教師の信頼性です。
ウソだと判明したら、「コイツはまったく信頼できない。」と考えてください。
独立行政法人大学入試センターから、民間検定試験として採用できるものが発表されています。
リンクで紹介します。

  • 「大学入試英語成績提供システム」の参加要件確認結果について
    参加要件を満たしていることが確認された資格・検定試験
  • これによると、英検は参加資格が認められています。
  • 英検は、通常では1次試験の合格者だけが2次試験に進めるというスタイルなので、
  • 4技能の評価を要する大学受験には向いていません。
  • しかし、大学受験生向けの英検もすでに用意され、これが採用認定を受けています。
  • 1級 「公開会場実施」
  • 準1級 「公開会場実施」「1日完結型」
  • 2級 「公開会場実施」「1日完結型」「4技能CBT」
  • 「公開会場実施」「1日完結型」「4技能CBT」の3種を新方式と呼ぶことにします。
  • 新方式と従来の方式とは、実は、問題構成、級認定、技能別スコア等、全く同じなのです。
  • 違うのは運営方法だけです。したがって、これらの対策は、従来の英検対策と全く変わりません。
  • くだらないデマの拡散に振り回されることなく、自分の勉強を続けましょう。
  • 自分の人生は自分で選んで自分で作っていくしかありません。

この大人は信頼できるのか、という意識を、常に持ちましょう。

おそらく、表題のことを堂々と話している人は、朝日新聞の2018年3月26日付の記事を読んだので
しょう。朝日新聞自体、捏造記事で有名になった通り信頼性が低い上に、購読者数の減少から読者を
できるだけ惹きつける書き方に変わってきています。
上記の記事でも、きちんと読めば、単に不安をあおっているだけで、英検でも対応した試験がすでに
用意されていて、それが採用認定を受けたことがわかります。
週刊誌やスポーツ新聞の見出しを見ただけで、それが事実であると思い込んで話しているのと同じく
滑稽です。
まともな判断力がありませんし、読解力もありません。
そんな人が高校の教師をしているなんて、笑ってしまいます。
常識的に考えて、日本で最も受験者数が多い英語検定試験なのに、大学入試に採用されないはずがない
のです。そうした判断もできないのは社会人として大人として哀しい・恥ずかしい限りです。
根拠もなく噂だけで生徒に話したのであれば、その教師はもはや教師としての資格・資質がありません。


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