高校2年生は大学受験まであと1年と8日となりました。
(センター試験は2020年1月18、19日です)
楽しみだなーと思えていればいいのですが、不安が増すばかりという方もいるでしょう。
本番で実力を発揮するためには、不安感やプレッシャーは、ないよりはあった方がいいのですが、
大きすぎると問題文を読んでも頭に入ってこない、という状態になってしまいます。
精神面でのコントロール、メンタルの強さが必要になります。
どうすればいいか。
それは、おおまかな計画のもと(綿密でなくてよい)、やるべきことを毎日確認して、それに全力で
向かう日々を積み重ねればいいのです。手帳を活用するのも有効です。
そして、できれば、信頼できる教師や塾の講師を見つけて、日常的に接してほしいです。
合格させる講師・生徒を伸ばせる講師は、生徒のメンタル面まで見ています。そして、その生徒が
伸び、合格することを信じきっています。だからこそ伸ばすことができるし合格に導けるのです。
ふだんの何気ない会話のようでも、実は、状態を見て必要な働きかけをしています。
本人には冗談とかムダ話としか思えないような場合もあると思いますが。
高校生は感情の変動が大きく、その大きさゆえ、自分で精神面をコントロールできる人は少ないです。
また、さまざまな情報や刺激にさらされ続けているため、一つの目標に向かい続けることが難しい時期
でもあります。
無能な教師の言葉に傷ついてやる気をなくしたり、友人関係で悩んだり、親とのやりとりで壊れたり、
劣等感に苛まれたり、将来への漠然とした不安で勉強が手につかなくなったり、誘惑に逆らえなかったり
と、大人に比べ障害となる事情が多いのが普通です。
そんな障害にぶつかっても、ブレない講師と顔を合わせれば、自分でコントロールしやすくなります。
講師が勉強に対してまっすぐであればあるほど、一緒にいると不思議と勉強をしやすくなります。
人は人から、言葉ではなく目に見えない何かで影響を受けるものです。
自信を持って受験に臨みたいと誰もが思うでしょう。そうなりたいと思うでしょう。
でも、わたしから見れば、自信を持った状態というのは、とても危険で、決して理想的な状態とは言えま
せん。
わたしの理想は、受験の当日に、
「もう合否なんてどうでもいい。自分の力が全部答案に出してこれればそれで満足だ。」
という境地になっていることです。
この境地に至れば、本番で問題と真っ正面から組み合うことができ、思考のあとを答案に残すことが
できて採点官に好印象で読んでもらうことができるようになります。
覚えたもののうち関連しそうなものを思い出してとりあえず書きました的な答案が少なくない中、
そうした格闘の跡がうかがえる答案は採点官を惹きつけます。こういう学生が欲しいなと思わせます。
これは主に2次試験(大学ごとの個別試験)の話ですが、1次試験(センター試験・共通テスト)において
も当然に良い結果につながります。なぜなら、問題から離れて類題を思い出して解こうという逃げの思考に走ることなく、問題にまっすぐ向き合って解くからです。
「自分の力が全部答案に出してこれればそれで満足だ。」という境地に至るには、
誘惑を避け、やるべき勉強をこなし続けることです。それ以外の道はありません。
自分でやってきた努力は自分自身がいちばん知っています。
だから自分でやってきた努力が、いざという時に自分を支えてくれるのです。
ゲームもしたい、遊びに行きたい、でもやっぱり勉強しよう!と頑張ってきたことをいちばん知っている
『自分自身』がいちばんの味方になって、受験本番を支えてくれるのです。
努力をしてきたからこそ、「その努力が答案に出せれば、もう満足だ。結果なんてどうでもいい。」と
いう境地に至ることができるのです。
自分を裏切って誘惑にのめり込んでいたら、いざという時に自分自身は味方になってくれません。
自分自身を味方につけるために、ふだんの自分のコントロールが必要なのです。
受験生は、よく、絶対合格しなきゃ! と強く思ったり、はちまきをして「ごうかくするぞぉ~~っ!!!」と
叫びたくなったりしがちです。
中学受験の小学生が塾の合宿で絶叫する姿がTVで流れることもあります。
ですが、これはただの宣伝です。受験に成功するのに役立つかというと、むしろ逆効果になります。
心理学上明らかとなっています。
受験を感情の盛り上げで乗り切ろうなんて甘すぎるのです。舞い上がった人から落ちていきます。
また、勉強を頑張ろうとして、同じようなことをする人もいますが、これもダメです。感情に乗せて勉強
しようとしても、長続きしません。
感情に支配されると、勉強したいからする・したくないからしない、となるだけです。
勉強は、し始めるときが最も大変で、いったん始めてしまうと、楽しくなってくるものです。
そうでないなら、何かがまちがっています。BENBUではそれも見つけて修正していきます。
テストの成績が上がり、周囲の評価も上がってくると、うれしくて勉強してしまうものです。もっと上を
目指したくなるものです。
そうやって勉強を続け、「努力が答案に出せればもう満足だ」という境地に至れば、志望校を母校にする
ことができるのです。
有名な大学は、たとえ少子化の時代でも、厳しい競争となります。
自分で自分をコントロールできるなら、それで十分です。
わたしの場合は自分でコントロールできました。それは才能ではなく偶然です。たまたま好きでやって
いた大学への数学という月刊誌についている学力コンテストという問題に応募して名前が載り賞品が
もらえたという経験のおかげです。そのおかげで、その雑誌の背表紙を見るだけで「努力してきたんだ」
とうれしくなり、その努力が出せれば、もうそれでいいや、と思えたのです。
自分でコントロールするのが難しいのが普通ですから、その場合に他人の力を借りる選択があっていいと
思います。
頼れる人と出会えるかは運次第かも知れません。
ただ、探して自ら動いた人にしか、そうした出会いがないことは明らかです。
これを読んでくれている高校生にとって、わたしが頼りになるかどうかはわかりません。
まずは会いに来て欲しいと思います。
無料体験であっても、できる限りのことはさせていただき、使った時間以上のものを持ち帰ってもらえる
よう、日々努力し続けています。
こんなに堂々と発信できるのも、わたし自身が受験生並みにふだんから勉強をし続けているからです。
わたしにあるのは、自信ではなく、「こんなにもやってきたし今もやり続けているから、それが出せて関
わる生徒にプラスの影響を与えることができればそれで満足だ」という思いと、関わる生徒が伸び、志望
校に合格しているイメージです。